Nintendo Switch 2は、ついに4K出力対応・ALLM(自動低遅延モード)搭載など、映像表現が大幅に進化しました。
この進化したグラフィックを大画面で存分に楽しみたいという方は、「テレビ」か「ゲーミングモニター」、どちらを選ぶべきか悩みどころではないでしょうか?
特に、ハイセンスのテレビはゲーム向けの高性能モデルも多く、Switch 2との相性も抜群。
一方で、FPSやTPSなど視認性が重要なタイトルを遊ぶなら、視野に収まる24〜27インチのゲーミングモニターが快適です。

さらに、モニターの購入は決して安い買い物ではないからこそ、「あとから性能が足りなかった…」と後悔したくない方や、Switch 2のポテンシャルをフルに活かしたい方にとっては、選び方が非常に重要です。
本記事では、それぞれの特徴を徹底比較し、あなたのプレイスタイルに合った最適な選択をお手伝いします。
Switch2の性能を活かすためのディスプレイ選びとは?
まずは、Switch2が持つ映像出力スペックを再確認しておきましょう。
項目 | スペック概要 |
---|---|
解像度 | 最大 4K(ドック接続時) |
フレームレート | 最大 120fps(一部ソフトで対応予定) |
映像出力端子 | HDMI2.1 |
その他対応機能 | HDR(HDR10)、ALLM、将来的なVRRサポートの可能性あり |



これらの機能をフル活用するためには、HDMI2.1対応・4K・高リフレッシュレート・低遅延といった要素を備えたディスプレイが必要です。
Switch 2のゲーム体験をさらに快適に!ALLMとVRRとは?
Nintendo Switch 2では、映像体験を大きく向上させるHDMI 2.1の機能の一部に対応しています。その代表的なものが ALLM(Auto Low Latency Mode/自動低遅延モード) と VRR(Variable Refresh Rate/可変リフレッシュレート) です。
ALLM(自動低遅延モード)とは?
ALLMとは、ゲーム機と接続するだけで、テレビやモニターが自動的に「低遅延モード(ゲームモード)」に切り替わる機能です。
主なメリット:
- 手動で設定を切り替えなくても、ゲームに最適な映像モードに自動変更
- 入力遅延が少ないため、格闘ゲームやFPSなど反応速度が求められるゲームに最適
- HDMI 2.1対応テレビで使用可能
Nintendo Switch 2はこのALLMに対応しており、対応テレビに接続すれば、快適かつシームレスなプレイ環境を構築できます。
VRR(可変リフレッシュレート)とは?
VRRは、ゲームのフレームレートの変動に合わせて、ディスプレイのリフレッシュレート(画面の書き換え速度)をリアルタイムで調整する機能です。
これにより、カクつき(スタッター)やティアリング(画面がズレて見える現象)のような映像の乱れを防止できます
主なメリット:
- 不安定なフレームレートでも映像が滑らか
- RPGやオープンワールドゲームなど、グラフィック表現が豊富なゲームで特に効果的
- HDMI 2.1やDisplayPort対応モニターで使用可能
Switch 2のVRR対応状況に注意!
現時点での公式情報によると、Nintendo Switch 2はVRRに関しては携帯モードのみ対応しており、TVモード(ドック接続時)は非対応となっています。今後のアップデートで対応する可能性もありますが、購入前に注意が必要です。
ALLMとVRRまとめ
機能 | ALLM(自動低遅延モード) | VRR(可変リフレッシュレート) |
---|---|---|
主な目的 | 遅延の少ないプレイ環境を自動設定 | 滑らかな映像表示 |
効果 | 入力遅延を軽減 | カクつき・ティアリングを防止 |
利用シーン | アクション、格闘、FPSなど | RPG、オープンワールドなど |
対応規格 | HDMI 2.1 | HDMI 2.1/DisplayPort |
Switch2対応状況 | 対応(TVモード) | 携帯モードのみ対応(TVモードは未対応) |
ALLM対応のテレビやモニターを使えば、Switch 2の性能を引き出すことができます。
特に、アクションや格闘ゲームが好きな方はALLM対応機種を選ぶことで、より反応の良いプレイが可能になります。
こうした機能に注目してテレビやモニターを選ぶことで、Nintendo Switch 2の魅力をより深く体感できるはずです。どちらを選ぶか迷っている方は、ALLM対応テレビやゲーミングモニターを軸に検討するのがオススメです。



現時点ではVRRはTVモードで使えませんが、今後のアップデートに期待しましょう。
Switch2におすすめなのはどっち?「ゲーミングモニター vs テレビ」徹底比較
比較項目 | ゲーミングモニター | ゲーミングテレビ(例:ハイセンス) |
---|---|---|
解像度・画質 | ◎ 高精細(27インチ前後で高密度) | ◎ 大画面でHDRに対応したモデルも豊富 |
リフレッシュレート | ◎ 144Hz以上対応モデルあり | ◯〜◎ 120Hz/144Hz対応モデルも増加中 |
応答速度・低遅延 | ◎ 1msなど超高速応答 | ◯ 最新モデルはゲームモードで遅延軽減 |
視認性・視野角 | ◎ 24〜27インチが視野内に収まりやすい | △ 大画面だと距離調整が必要 |
HDMI2.1対応 | ◎ 標準搭載モデルが主流 | ◎ 最新ハイセンスTVなどで複数ポート搭載可能 |
複数人プレイのしやすさ | △ 小画面では分割プレイに不向き | ◎ 大画面でのローカルマルチに最適 |
音響性能 | △ スピーカー性能は控えめ | ◎ Dolby Atmos対応機種など高音質モデルあり |
映画・動画視聴 | △ 小画面では没入感に欠ける | ◎ テレビ用途との兼用で使いやすい |
本体価格 | ◯ ミドルレンジが中心 | ◯〜◎ 幅広い価格帯から選べる |
プレイスタイル別おすすめ
FPS・TPSをプレイする人には「ゲーミングモニター」がおすすめ!
反応速度や精度が求められるFPS・TPS系のゲームでは、遅延の少なさ・応答速度の速さ・視野に収まるサイズ感が重要です。
特に24~27インチのゲーミングモニターは、視線移動が少なく、敵の動きも把握しやすいため競技性の高いゲームには最適です。
例:Splatoon 3、Fortnite、Apex Legends(Switch版)
アドベンチャー・RPGを楽しむなら「テレビ」がおすすめ!
美麗なグラフィック・壮大なストーリー・映画のような演出を味わいたいなら、迫力ある大画面と高画質を兼ね備えたテレビがベストです。
家族や友人とリビングでゆったりプレイしたい方にもぴったり。
例:ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム、ゼノブレイドシリーズ、ピクミン4
Nintendo Switch 2におすすめのHDMI 2.1対応ゲーミングモニター【性能別比較表】
おすすめモデル一覧(抜粋)
以下の表では、HDMI 2.1対応のモニターで解像度・リフレッシュレート・パネルタイプ・特徴・価格を比較しながら、目的別におすすめなモデルを紹介します。
モニター名 | サイズ | 解像度 | リフレッシュレート | パネル | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|---|---|---|---|
①IODATA GigaCrysta EX-GD241JD | 23.8インチ | フルHD | 最大180Hz | ADS(IPS系) | HDMI 2.1×2。予算控えめでHDMI 2.1対応 | 約2~3万円 |
②INNOCN 25G2S | 24.5インチ | WQHD | 最大240Hz(※HDMIは144Hz) | IPS | HDR10対応&広色域。ゲーム&動画鑑賞におすすめ | 約3万円 |
③IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JA | 27インチ | WQHD | 最大180Hz | AHVA(IPS系) | HDMI 2.1×2、スタンド機能も豊富。バランス志向に最適 | 約4万円 |
④LG 27GR95QE-B | 27インチ | WQHD | 最大240Hz | 有機EL | 応答速度0.03msと最速&色再現性◎ | 約10万円 |
⑤ASUS TUF Gaming VG28UQL1A | 28インチ | 4K | 最大144Hz | IPS | HDMI 2.1×2。4K画質とゲーミング性能を両立 | 約7万円 |
①IODATA GigaCrysta EX-GD241JD
②INNOCN 25G2S
③IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JA
④LG 27GR95QE-B
⑤ASUS TUF Gaming VG28UQL1A
ハイセンス製テレビはSwitch2向けにも優秀!
テレビ派の中でも、特におすすめなのがハイセンス(Hisense)製テレビ。
ゲーミング用途を意識した機能を多く搭載しており、コストパフォーマンスも非常に高いのが魅力です。
おすすめモデル一覧(抜粋)
モデル名 | サイズ展開(例) | 解像度 | リフレッシュレート | パネル | 主な特徴 | 向いているタイプ | 価格帯(目安) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
U7Nシリーズ | 50 / 55 / 65 / 75型 | 4K UHD | 120Hz / 最大144Hz | VAパネル系 | 量子ドット搭載、低遅延モード、HDMI 2.1、映像美と反応速度◎ | ゲームも映像も バランス重視 | 約6万~10万円 |
E7Nシリーズ | 50 / 55 / 65型 | 4K UHD | 最大120Hz | VAパネル | HDMI 2.1、HDR10、コスパ◎ | 初心者やコスパ重視の人 | 約7万~13万円 |
E60Nシリーズ | 43 / 50 / 55 / 65型 | 4K UHD | 60Hz | VAパネル | 4K、HDMI 2.1、低遅延モード、HDR | 映像重視&価格重視の人 | 約6万~10万円 |
①U7Nシリーズ
②E7Nシリーズ
③E60Nシリーズ
結論:Switch2用モニターは「プレイスタイル」で選ぼう!
あなたのスタイルは? | おすすめ |
---|---|
高速反応・視認性重視で対戦ゲームを極めたい | ゲーミングモニター(24~27インチ) |
グラフィックや世界観を大画面で堪能したい | ゲーミング対応テレビ(ハイセンスなど) |
Switch2は今後のアップデートにより、VRR(可変リフレッシュレート)など、HDMI2.1の機能をさらに活用できる可能性もあります。
そのため、Switch2の性能を最大限引き出したい方はテレビ・モニターのいずれを選ぶ場合、「HDMI2.1対応モデル」を選んでおくと安心でしょう。



ただし、カジュアルにプレイしたい方や、映像美よりもコストパフォーマンスを重視したい方であれば、無理にHDMI2.1対応機種を選ぶ必要はありません。
60Hz・HDMI2.0でも十分快適に遊べるソフトが多いので、自分の財布と相談して決めるのが良いでしょう。
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⚠️本記事の内容は原稿投稿時のものです。
最終更新日:2025年7月20日
※Switch2のアップデートや新機能に関する最新情報が入り次第、記事を随時更新していきます。
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